新生活。転換期から早くも2ヶ月が過ぎようとしている。 季節は移ろい、人間関係が川の様に流れ、人の気持ちも覚悟もまた然り。 かく言う私も、この短期間で随分と生活が変わってしまった。 仕事が変わり、人間関係が変わり、そしてそれは人すらも変えてしま…
怒らない。否、怒れない。 私の性分である。 というか、何かに対して真剣であれたことなど、あったろうか。 真剣なフリをしていただけではないだろうか。 前提として言う。 私は多分、少しだけズレているかもしれない。 自分でも好きだったと思う恋人に、浮…
仕事を始めてからというもの、泣かなくなった様に思う。 いや、泣けなくなった。 私は昔から、泣いたと発信してしまうことを嫌っていた人種であるし、今でもそれは変わらない。 そもそも、心を動かされる瞬間というのはもっと個人的で、その個人だけの理由で…
多忙な日々を駆け抜けて、春。 あれ程嫌いだと喚き散らした三月も、終わっていく。 当然至極、別れの季節。 笑い泣き、普遍的な幸せに後から気づく事を青春と呼ぶ、あの愚かしさ。 私は大好きだ。 その陰に隠れる様に、物悲しさに打ちひしがれる者、不安に潰…
2月。 少なくとも我々の業界では閑散期。 寒さは頂を超え、日毎に暖かくなっていく様な気がする。 世界はこの1分1秒ですら回り続ける。 空は未だに暗澹とし、肌を刺す寒さが一抹の寂しさを想起させる。 いくつも経験したはず3月が、真新しさを帯びて少しずつ…
「ありのままの自分を愛してくれる相手が良い」 この言葉が嫌いだ。 嫌いということは、弱点だという事を認めるとして、だ。 ありのままの自分を愛してくれだなんて、随分と傲慢で強欲で怠惰だと、そう思っている。 私は紛れもなく、変わろうと思ってしまう…
白を白としか言えない人。 キレイだな。そこまで真っ直ぐにいられたなら、むしろ悲しくないんじゃないか。 誠に残念ながら、白を白と、黒を黒と言える人は少ないのだと思う。 正論が正解では無い世界に、我々は折り合いを付けながら、その身を折りながら生き…
私は随分と期待してしまう人間の様で。 思春期症候群からは抜け出せそうにない。 上司が仕事を辞めるつもりでいると聞いた。 随分と真っ直ぐに生きているのだなと思う。 捻くれ者の私には理解が及ばない。 そもそも彼の上司はワガママで、感情的で、エゴイス…
人には才能などなくみな平等なのだ。 というのは、随分とキレイだし汚いなと思う。 登り坂が終わればその先には下り坂だ。 というのは、随分と楽観的だなと思う。 努力で登り詰めた人間は確かにいると思う。 だが、その中に最初から高いところにいた人間もい…
要は、何もしたくないのだ。 誠実に人生に向き合ってきたであろう大好きなバンドの様な生き方は、どうやら出来そうにもない。 それは、私が人生に対して不誠実だからだろうか? 真面目の殻を被った不真面目。よく言われるね。的を射ている。私は多分、不誠実…
駄文を書く。 本を少々嗜む程度の分際で、文を書く。 畏れ多くも、文を書く。 ブログという認識はない。 所詮は自己満足。誰かに見られたくて駄文を書く訳ではないと明記しておく。もちろん、あなたにだって。 むしろ知人に見られたくない駄文を書く。無論、…