逆説的に言って。

 

私は随分と期待してしまう人間の様で。

思春期症候群からは抜け出せそうにない。

 

上司が仕事を辞めるつもりでいると聞いた。

随分と真っ直ぐに生きているのだなと思う。

捻くれ者の私には理解が及ばない。

 

そもそも彼の上司はワガママで、感情的で、エゴイストで、日陰に生きてきた私にはとても眩しく、苦手である。

ただ、日陰に生きる私にとって、時折差す黄昏時の陽光の様な優しさに、期待してしまうのだ。単純だから。

 

でも、やっぱり違うよな。

現実は辛くて厳しい。誰だって知っている。

だから、嘘は優しいのだ。

現実から逃れる様に、優しさを享受した。

分かっているのに。

優しさに幾度と無く期待して、失望してきた。

 

それでも尚、期待してしまうことの責任を押し付けてしまうのはナンセンスだと思う。

 

一人ではなくても、独りで生きる事を受け入れられれば、端から期待せず、失望せずに生きていられる。

どうやら私は、まだ思春期症候群から抜け出せそうにない。

嘘の優しさに何度救われただろう。

 

 

だから、優しさは嘘だ。

 

 

 

 

文を書くのは久方振りだなと、電車に揺られながら。

海抜182.88cm

 

人には才能などなくみな平等なのだ。

というのは、随分とキレイだし汚いなと思う。

 

登り坂が終わればその先には下り坂だ。

というのは、随分と楽観的だなと思う。

 

 

努力で登り詰めた人間は確かにいると思う。

だが、その中に最初から高いところにいた人間もいると思う。これは最早人が違う名前を与えられ違う親から生まれることとほぼ同義だ。

そもそもみなスタート地点が一緒なら振り分ける必要がどこにある。

 

みんなが知っていて、知らぬフリをしたこと。

 

まあなんだ、低い所からスタートしてるからってそこに甘んじている人間はもうダメだろうが。

そう強くは在れないのが人間だったりすると思うんだ。

そうして、社会で絶望して、高いところに羨望の眼差しを向けて、自分に甘えながら社会と折り合いを付けている人間の方が圧倒的に多いんだろうと思う。

そういう人達の、甘えなくていい場所があれば、それでいいと思うんだ。

 

拝啓高いところにいる人へ。あなた達とはどうにか折り合いを付けて生きていくよ。

拝啓同胞へ。私はあなたが低いところにいるだなんて思ってないよ。だから私は私に甘えられるんだ。

 

私はこれからも、自分に甘えながら、優しくはない社会と折り合いを付けて生きていく。

 

 

 

そういえば、アメリカでは人が死んだ時、深さ6フィートの穴に埋めると決まっているらしい。

奇遇だが、私の身長も183cm弱だ。

打算的に生きる

要は、何もしたくないのだ。

 

誠実に人生に向き合ってきたであろう大好きなバンドの様な生き方は、どうやら出来そうにもない。

それは、私が人生に対して不誠実だからだろうか?

真面目の殻を被った不真面目。よく言われるね。的を射ている。私は多分、不誠実で不真面目だ。

あなたのことを考えて行動出来ないし、正攻法は怯えてしまうし、左も右も違うからといって真ん中には進めない。

 

要は、何もしたくないのだ。

駄文書き

 

駄文を書く。

本を少々嗜む程度の分際で、文を書く。

畏れ多くも、文を書く。

 

 

ブログという認識はない。

所詮は自己満足。誰かに見られたくて駄文を書く訳ではないと明記しておく。もちろん、あなたにだって。

むしろ知人に見られたくない駄文を書く。無論、あなたにだって。

 

述べたいのは、日々のこと。なんでもないこと。何もないこと。

 

日々に絶望した。人に絶望した。未来に絶望した。社会に絶望した。現実に絶望した。所詮、あなたにだって。

そんな小人の書く文を、駄文と云わずしてなんとする。

 

思うこと、思い描くこと、感性の全て。

そんな大義めいたものではないから、駄文と定義した。

以下本文である。ここも駄文たる所以。

 

期待するから傷付く。初めから期待しなければいい。というのは、少々人間的では無さすぎるし、文字と映像の中での空想の様な気がする。多分そうだ。

私は期待してしまうし、期待しなくなった人に出会ったことはない。期待しない人は多分、嘘つきで、ある意味正直だ。

どちらにもなれない私は、何者にもなれない。

絶望することを知っていたって、期待するよ。

 

ただ、もう期待することに少し疲れた。

日々に、人に、未来に、社会に、現実に、そして、あなたに。

それでも期待せずにはいられない私は、バカ。そして、あなたも。

 

敢えて言えば7:3で、嫌な事の方がきっと多いと歌った人は相当幸運である。7で済めば良い方だ。

 

それでも、これからも期待して生きていくよ。

そうしないと生きてはいけないから。

期待するよ。諸々と、私と、あなたに。

 

 

私は、この何を伝えたいとも分からない極恣意的な駄文を、まだ書き連ねるだろう。何もないから。

 

少しだけ、期待するよ。たぶん、あなたに。